セキュリティリスク(機密データの取り扱い、認証・認可)が考慮されているか?¶
Type: Structure
Category: 非機能要件・運用 Audience: 設計初心者 / 設計中のチーム / レビュワー
背景・概要¶
セキュリティインシデントは信頼の喪失・損害賠償につながるため、設計段階から脅威モデルを意識した検討が不可欠
例¶
- 外部通信時のTLS強制、有効期限付き署名トークンの採用
- パスワード、トークン、秘密鍵はKMS/Secret Managerに保管
- ログに機密情報が出力されない設計
よくある失敗例¶
- クライアントに過剰な情報を返却(例:認証エラーの詳細)
- 認可がAPIレベルで適切に行われておらず、権限昇格が可能
- 平文でデータを保存 or 転送している
FAQ¶
Q. 社内システムだからセキュリティは甘くていい?
A. 今どきはゼロトラスト前提で設計すべき。内部からの漏洩も多いため、外部向けと同様の保護が必要
Q. どの程度まで暗号化すべき?
A. 機密性の高いデータ(個人情報、支払い情報など)は保存・転送時の双方で暗号化すべき